2、空き家対策について
2013-09-16
(1) 飯田市はいつまでに条例化を含む対策を立てるのか
福沢 3月の全員協議会、産業建設委員会の説明では空き家対策について条例化も含めて今年度中に結論を出すということも聞いたがいつ示されるのか。
最近自民党でも空き家に対しての法制化の動きがあるがその辺の状況も含めて考え方をお聞きしたい。
市 昨年から課題解決に向けて、条例化を視野に入れて検討してきた。国では秋の臨時国会で議員立法の動きがあり、法令で難しかった対策も可能になる。条例化は国の対策を見極めて進めていきたい。
福沢 法令化を進めている動きは承知しているが、他の法令との関連で制定がどうなるか不明であるし、現在課題になっていることがすべて網羅されるかわからない。飯田市として国の動向を見守るだけでなく、早急な対策、条例化を要望する。
(2) 危険な空き家に対して早急に適切な対応がとらえているか
福沢 9月には台風が予想される。最近の異常気象も大変気になる。安全、安心の面から危険な空き家対策は早急な対応が求められていると思う。
「老朽化し、危険な空き家」については各地区まちづくり委員会の皆さんの協力を得ながら建築士会の方々の詳細調査を経て今年3月、飯田市内合わせて95戸と報告されている。
こうした危険な空き家に対して飯田市はどのように対応しているか。
市 ただちに影響が心配される危険な空き家は95件だと確認している。順次対策できるようにまちづくり委員会に協力をお願いした。羽場では所有者と地域の間で覚書を交わす取り組みをしておりこれらを一体的、全体的な取り組みにしたい。
福沢 「何かあってからでは遅い」という考えで、まちづくり委員会、隣近所、警察や消防署との連携を強めてほしい。
(3) 老朽化し危険な空き家の取り壊しを促す手立てについてお聞きしたい。
福沢 今年3月の全員協議会での説明では「危険な空き家の取り壊し費用の助成」や「固定資産税の特別措置の解除について」検討する旨の説明があったが現段階での検討結果はどうか
市 個人資産に税金を投入することの是非」を論議している。難しい
福沢 基本的に個人財産の建物に公費を使うことの是非はあると思う。しかし何か起こってからでは遅い。地方の状況が国を動かしている。国の動向もあるが党派を超える課題である。飯田市でも条例化を含む早急な対策を立ててほしい。